清水の里・鳥海郷

■日本百名山の鳥海山と田園風景
鳥海町のシンボル鳥海山は、秋田と山形の県境にそびえる標高2,236m東北第2の高山で、出羽富士あるいは秋田富士とも呼ばれ、海岸に近接しているため、日本海側に投影する「影鳥海」はこの山独特のものであります。
鳥海山を源とする子吉川の清流は、主に農業用水に利用され、下流域の本荘市や由利地方をも潤しております。
鳥海山への登山コースも整備が進み、大自然を満喫できることから、県内外から年々アルピニストやトレッキング愛好者が増加し、また、子吉川ではイワナ・ヤマメ・コイ・アユなどの渓流釣りや温泉を目的とした観光客も、増加の一途であります。
■日本の滝百選の法体の滝
鳥海町では鳥海山に匹敵する観光地の一つで、子吉川の源流に近い位置にありながら、山頂に向き合う格好で流れ落ちていることから、非常に珍しい滝として知られております。落差42m、幅3〜30mの末広がりで、滝壺は約30アールございます。
法体の滝とは、修行僧が白い衣を羽織っている姿に似ていることから名付けられた、などと言われています。
滝の周辺は、法体園地として駐車場・トイレ・炊事棟などが整備され、雪消えを待たずキャンプを張ったり、紅葉の季節にはなべっこ遠足・紅葉まつりなどで賑わっております。
■法体(ほったい)園地キャンプ場
法体の滝の前に広がる1万7千平方メートルの園地。広い園地の中には、ブナ林にたくわえられて清冽な水が引き込まれ、親水公園として親しまれております。
園地には、炊事場等のキャンプ設備もあり、滝を眺めながら自由にキャンプを楽しむことができます。
春は新緑、夏は避暑、そして秋には紅葉と年間を通じて多くの観光客が訪れ、鳥海町の観光拠点となっています。
■大清水キャンプ場
鳥海山百宅登山コースの4合目(830m)に位置する前進基地です。ここには、夏でも冷たい清水が勢い良く涌き出ることが、その地名の由来となっています。
ブナ林に囲まれた大清水キャンプ場には、山荘、避難小屋をはじめ、テントサイト、炊事場等の設備が整い、シーズン中は多くの登山者やキャンパーで賑わいます。
■大平キャンプ場
丁岳登山口から3Km手前にあり、登山者のベースキャンプとしてご利用いただけます。また、車の乗り入れができ、オートキャンプも可能です。炊事場、トイレの整備はもちろん、イワナ、ヤマメの生息する丁川がすぐ近くにあるため、渓流釣りファンの間では、隠れた人気スポットとして知られています。
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